農業の担い手確保
現状
①富山県の農業産出額は、昭和59 年の 1,359 億円をピークに、令和3年では 545 億円にまで減少している。そのうち、米が農業産出額の 65 %を占め、米に依存した農業構造となっている。
②農業所得増大に向け、主穀作(水稲・大豆・大麦)と園芸等を組み合わせて周年的に所得と人材を確保する「とやま型農業経営モデル」を実践。農業経営の多角化や法人化など基盤強化を図っている。
③農業従事者の高齢化が進行する中、農業を引退する方が担い手に農地を預けることで集積・集約化する動きが見られるが、中山間地域のような傾斜が大きい地域では、農地が隣同士でも圃場を大きくすることは容易でなく、経営規模にあった農業機械の大型化が困難なところもある。
④農作業については、ドローンによる防除などスマート農機を活用した技術も広まりつつあるが、畦畔の草刈りや水管理を行う人手の確保など課題も多い。
⑤新規就農者は雇用就農を含め年間70 人程度と少ないため、水田が多く水稲が主体の本県の農業経営を魅力ある職業として発信し就農希望者を確保する必要がある。
課題
・認定農業者や集落営農組織の高齢化が進んでおり、効率的・安定的な農業経営の推進が出来ていない。
・職業としての魅力開発・発信が十分に出来ておらず、就農希望者を担い手として確保出来ていない。
募集するプロジェクト
地域農業や就農希望者の受け皿となる担い手の経営効率化・事業拡大・収益性向上を図るほか、富山県農業の職業としての魅力開発・発信により、担い手確保を図るプロジェクト
本テーマのイメージ図(一例)
応募方法
- 募集期間
- 2024年5月17日(金)~2024年6月20日(木)23:59〆切
- 応募コース
-
【Aコース】費用上限:500万円
※富山県のDX推進が促されるような実証実験
【Bコース】費用上限:2000万円
※他県でも事例がなく、広く横展開が見込まれる実証実験
のいずれかを選択してください。 - 提出書類
-
実証実験アイデアの概要(800文字以内)や、富山県内での実証実験のイメージ図・本実証に関わる3ヵ年の事業計画をそれぞれA4/ppt/pptx等で1枚でご提出ください。
詳細は以下の「応募する」からアカウント登録をしたうえでご確認ください。
本実証実験の募集要領については、以下の「募集要領」からダウンロードし、ご確認ください。募集要領(.pdf)