林業の担い手確保

現状
①林業の担い手数は、H20年度以降、緩やかに減少し、直近の過去5年間では、ほぼ横ばいであるが、担い手の平均年齢は、52歳(R5)となっており、全産業の平均年齢46.3歳(R2国勢調査)と比べると高い水準にあり、担い手の確保と併せ、若返りも必要な状況にある。
②林業における1000人当たりの労働災害発生率は、過去5年間(H30年~R4年)の平均が14.6%と全産業平均2.6%の約6倍と非常に高くなっている。
③森林資源が成熟期を迎え、森林の伐採後に行われる造林(植林)・保育作業が増加しているが、ほとんどが人力で行われる重労働であることから、これらの工程で省力化・効率化を進める必要がある。
④山間地であるため、携帯電話等の通信環境が悪く、必要な情報を伝えるために時間がかかるなど、電波等の不感知に囲まれた就業環境である。
⑤富山県林業イノベーション推進協議会にて、ICTを活用した実証実験を実施しているが、林業分野での課題が多く、特に担い手の確保・定着について、新たな取り組みを進めていきたい。
課題
・新規雇用と職場定着を促進し、森林資源の循環利用を確立するための素材生産と造林・保育人材の確保・育成が必要
・労働環境の改善と作業強度の軽減を通じて、安全で快適な職場環境を整えていくことが必要
募集するプロジェクト
富山県林業の職業としての魅力向上と、担い手確保・定着率の向上、安全で快適な職場環境の構築を図るプロジェクト
応募方法
- 募集期間
- 2025年5月26日(月) 〜 2025年6月23日(月) 10:00〆切
- 提出書類
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実証実験アイデアの概要(800文字以内)や、富山県内での実証実験のイメージ図・本実証に関わる3ヵ年の事業計画をそれぞれA4/ppt/pptx等で1枚でご提出ください。
詳細は以下の「応募する」からアカウント登録をしたうえでご確認ください。
本実証実験の募集要領については、以下の「募集要領」からダウンロードし、ご確認ください。募集要領(.pdf)