イベント情報

【2026年度】「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま) 応募説明会」を開催いたしました

「富山の課題をデジタルで解決する実証実験プロジェクトを募集!」
富山県主催のイベント「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま) 応募説明会」を、2026417日(金)、422日(水)、富山・東京の2会場で開催いたしました。
イベントにあたっては多くの方にお申込みいただき、オンライン含め85名の方にご参加いただきました。
今回は、イベントの内容について詳しくお届けします。

 ◆イベント概要【日時】

2026417日(金)13301600 (富山会場)
2026422日(水)13301600 (東京会場)

【プログラム】
・地方創生局 局長 塗師木からのご挨拶
・「Digi-PoC TOYAMA (デジポックとやま)」概要説明
・昨年度の事例紹介(4/17富山会場のみ)
・県、市の担当者による募集テーマ説明
・富山県・富山市からのその他事業ご紹介(4/17富山会場のみ)
・県、市の担当者とのミートアップ

◆イベント当日資料 ・質問回答

当日資料(PDF)
東京会場 最終投影資料
当日質問事項への回答(PDF)
質疑応答内容
アーカイブ動画 (5月末までの限定公開)

◆イベント詳細

地方創生局 局長 塗師木からのご挨拶
開会にあたり、地方創生局 局長 塗師木からご挨拶させていただきました。(東京会場はビデオ映像)富山県では、昨年 12月に富山県の新たな総合計画を策定いたしました。
「幸せ人口1000万~ウェルビーイング先進地域、富山~」を目指し、総合計画の中では未来に向けた人作りや、新しい社会経済システムの構築を政策の柱とし、富山県民の一人一人のウェルビーイングの向上を目指すことに取り組んでいます。
富山県も含め、全国で今人口が急激に減ってきており、自然災害も頻発化しています。また、グローバル化や社会経済が大きく変化する現状の中で、持続可能な地域を作っていくためには、 AIも含めたデジタルの技術を活用するということが急務になっていると考えております。
Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)では、先進的なデジタル技術を活用し、富山県の様々な地域課題を解決していく実証実験の推進をしています。
今年度は人手不足の中、多様な人材の活躍や災害時の避難、富山県産の魚の付加価値の向上あるいは多文化共生といった 6つの地域課題について、富山県の未来をつくるプロジェクトを全国の事業所の皆さんから募集をしたいと考えております。実証実験について、富山県が県内の自治体や企業、大学などとの連携をサポートし、地域の中で新しいビジネスの種を生み出せるように支援をしてまいります。富山県が実証実験の場となるだけではなく、富山のウェルビーイングな地域づくりが全国のモデルとなるように取り組んで参りたいと考えております。

「Digi-PoC TOYAMA」概要説明  

続いて、富山県地方創生局デジタル化推進室:榊原室長より「Digi-PoC TOYAMA (デジポックとやま)」の概要を説明させていただきました。富山県の地域課題として以下6つのテーマを提示しました。
①デジタル技術を活用した地域資源(スキル・ニーズ)の可視化と、多様な主体による共助型まちづくりエコシステムの構築(地方創生局ワンチームとやま推進室)
②デジタル技術の活用による多文化共生社会の推進(富山県警察免許センター)
③平時の見守りから災害時の避難 支援までつながる情報共有・更新・活用(高岡市福祉保健部)
④多様な人材の活躍推進(県内企業における 障害者の活躍推進)(商工労働部多様な人材活躍推進室)
⑤県産材利用促進に向けた多主体連携型の需給調整業務の効率化(農林水産部森林政策課)
⑥富山県産魚の品質可視化およびサプライチェーンの情報連携を通じた付加価値向上(農林水産部水産漁港課)
採択された場合は、富山県と委託契約を結び、実証実験にかかる費用を最大500万円(10/10)、県が支援します。
募集期間は2026518日(月)9時まで。2027年1月末までに実証実験を終了し、20272月には成果報告会を開催いたします。

昨年度の事例紹介 

株式会社ネスティ株式会社ネスティの越川氏からは、『中山間地域における農地の現地調査の効率化』テーマ施策として、『衛星データ・タブレットアプリ・富山データ連携基盤を組み合わせた自治体業務効率化モデルの構築と検証』についてお話しいただきました。
昨年度の実証実験では、中山間地域等直接支払交付金の対象農地確認業務における課題(膨大な現地確認作業、危険な移動環境、紙地図による非効率な記録など)を解決するため、光学衛星データによる農地確認の自動化、タブレット向け現地確認アプリの開発、富山データ連携基盤との情報連携という3つのテーマに取り組みました。衛星データを活用した農地確認では削減率90%・正解率93.3%を達成し、タブレットアプリは現地担当者から高い評価を得たほか、データ連携基盤を用いたコストシミュレーションにより導入規模拡大に伴うランニングコスト削減効果も示しました。
越川氏からは、昨年度の経験をもとに、デジポックにチャレンジする事業者は、「結果を出すだけでなく社会実装・予算化まで見据えた実証事業であること」、「担当者が自分ごととして関わる協力体制が得られること」、「県農林水産部・農林水産省など関係機関とのマッチング支援があること」、「Relic・北陸銀行によるプロジェクト管理の伴走支援により県外からでも安心して参加できること」が語られました。

株式会社フォーバル 株式会社フォーバルの小倉氏からは、『製造業のデジタル化・DX推進』テーマ施策として、『企業経営の客観的診断とDX専門人材による伴走支援モデルの構築と検証』についてお話しいただきました。
令和5年度の実証実験では、DX推進に向けた人材・知識・体制の不足に悩む中小製造業者を対象に、滑川市の協力のもと市内事業者へのDX支援を実施しました。企業の経営情報を客観的な数値で可視化したうえで、DX専門人材がロードマップを活用しながら課題解決に寄り添う伴走支援モデルを検証し、参加した全事業者から高い満足度を獲得しました。また、外部専門人材による伴走支援の必要性について全社が肯定的な回答を示し、支援期間については「1年以上が理想」との声が最多を占めるなど、継続的な支援モデルの有効性が確認されました。実証終了後は対象5社のうち2社との支援継続が実現し、滑川市では令和6年度からイノベーション推進事業として展開。4行の金融機関との産官金連携の枠組みも構築され、地元人材のDX専門家育成や女性デジタル人材の就業支援(20名)、隣接する魚津市への展開など、地域一体の支援体制づくりへと発展しています。
小倉氏からは、昨年度の経験をもとに、デジポックにチャレンジする事業者は、「北陸での事業基盤がなくても県・自治体との連携を通じて地域展開の足がかりを得られること」、「滑川市をはじめとした自治体からの積極的な協力体制が得られること」、「実証にとどまらず社会実装・事業継続へとつながる展開が期待できること」、「地域の金融機関や専門家と連携した広域展開の仕組みを共に構築できること」が語られました。

県、市の担当者による募集テーマの説明 

続いて、県、市の担当者による募集テーマのリバースピッチが行われました。
リバースピッチでは、課題を抱えている県、市の担当者直々に、現状の課題やデジタルソリューション事業者に求めるものに対する熱い想いが語られ、課題となっているテーマについての深堀りがされました。 リバースピッチでは、課題を抱えている県、市の担当者から、現状の課題やデジタルソリューション事業者に求める事業の詳細について説明させていただきました。担当する管轄やエリアによっても抱える課題は様々であり、福祉や多文化共生から林業や漁業と幅広い分野における課題や、事業者に求める解決策について、各担当より熱い想いをお伝えさせていただきました。

県、市の担当者とのミートアップ 

最後に、県、市の担当者とのミートアップが行われました。 ミートアップには多くの人が参加し賑わいを見せ、時間いっぱいまでやり取りする姿が見受けられました。 

◆イベント参加者の声 

イベント終了後の参加者アンケートでは下記のような感想を頂きました。(一部抜粋)
応募を検討されていらっしゃる方からの声:
・県内の起業家の皆様と住民を結びつけた街づくり。そこに行政のバウチャーを結び付けることで私たちが目指す子育て世帯の幸せを実現できる!と共感したからです。一緒にとりくませていただきたいと思いました。
・既存のプラットフォームを活用できる部分があり、マイクロニーズの創出・切り出しのノウハウもこれまでの知見・実績を活用できると考えるため。
その他のご意見:
・私自身は、応募資格は、ないのですが、やる気のある若手起業家に情報を届けたいと思いました。
・・・など、「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)」の詳細を踏まえ、ご参加の皆様には様々なご意見を頂きました。ご回答をいただきました皆様、誠にありがとうございました。 

◆終わりに 

Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)応募説明会」に多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
県や市の担当者によるリバースピッチやミートアップを経て、富山県の抱える地域課題や現状を知って頂き、「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)」が目指す、先進的なデジタル技術を活用した地域課題の解決へのアプローチに、各社のノウハウの適合性や、今後のビジネスの可能性など地域ビジネスの実践的なヒントに繋がるイベントになりました。
 富山県のDX化推進に貢献したい、富山へのビジネス進出や地域課題解決に自社のサービスを活かして新しいビジネスチャンスを掴みたい、など意欲的な事業者の皆さん、是非「Digi-PoC TOYAMA(デジポックとやま)」へのご応募お待ちしております!!