【2025年度】「Digi-PoC TOYAMA ウェルビーイングな世界を切り拓く 応募説明会」を開催いたしました!

「富山の課題をデジタルで解決する実証実験プロジェクトを募集!」
富山県主催のイベント「Digi-PoC TOYAMA ウェルビーイングな世界を切り拓く 応募説明会」を、
2025年5月27日(火)、5月29日(木)、富山・大阪の2会場で開催いたしました。
イベントにあたっては多くの方にお申込みいただき、オンライン含め約130名の方にご参加いただきました。
今回は、イベントの内容について詳しくお届けします!
◆イベント概要
【日時】
2025年5月27日(火)14:30~17:00 (富山会場)
2025年5月29日(木)15:00~17:30 (大阪会場)
【プログラム】
・新田富山県知事からのビデオメッセージ
・「Digi-PoC TOYAMA」概要説明
・昨年度の事例紹介(5/27富山会場のみ)
・県、市の担当者による募集テーマ説明
・県、市の担当者とのミートアップ
◆イベント当日資料 ・質問回答
当日資料(PDF)
Digi-PoC TOYAMA 説明会資料(大阪会場)
当日質問事項への回答(PDF)
Digi−PoC TOYAMA質問回答
アーカイブ動画
◆イベント詳細
新田富山県知事からのビデオメッセージ
イベントは、新田富山県知事からのビデオメッセージで幕を開けました。
「富山県では、未来に向けた人づくり、新しい社会経済システムの構築、この2つを政策の柱とし、県民1人1人のウェルビーイングの向上に取り組んでいます。人口減少・少子高齢化や、自然災害の頻発化・激甚化、グローバル化など、大きくかつ急速に変化する社会経済に対応するためには、AIを含めたデジタル技術の活用が欠かせません。このため、先進的なデジタル技術を活用して、富山県の地域課題を解決する実証実験プロジェクト<Digi-PoC TOYAMA>を実施しています。今年度は関係人口の創出拡大や、介護、農業、林業の持続可能な在り方など、7つの地域課題をテーマとして、富山県の未来をつくるプロジェクトを全国から募集します。実証実験にあたっては、県が県内の自治体、企業、大学などとの連携をサポートし、各プレイヤーが相互に結びついて、地域の中で新しいビジネスの種を生み出せるよう支援します。富山県が実証実験のチャレンジの場となるだけでなく、富山のウェルビーイングな地域づくりが地方のロールモデルとなるよう取り組んでまいります。ぜひ、チャンスがあり夢を叶えることができる富山県で、ワクワクする新しい未来を一緒に作っていきましょう!」
新田知事からは、今年度の「Digi-PoC TOYAMA」に対する熱い想いが語られました。
「Digi-PoC TOYAMA」概要説明
続いて、富山県地方創成局デジタル化推進室デジタル戦略課:榊原課長による「Digi-PoC TOYAMA」の概要説明です。
富山県の地域課題として以下7つのテーマを提示しました。
・「とやまデジタル県民コミュニティ」の創出・活性化
・新規・リピーター獲得戦略の立案と、富山県への誘客効果の測定
・介護サービスの担い手確保と負担軽減
・河川モニタリングの最適化と情報発信
・林業の担い手確保
・中山間地域における農地現地調査の効率化
・持続可能な農業の確立
採択された場合は、富山県と委託契約を結び、実証実験にかかる費用を最大300万円(10/10)、県が支援します。
募集期間は2025年6月23日(月)10時まで。2025年12月末までに実証実験を終了し、2026年1月には成果報告会を開催いたします。
昨年度の事例紹介
Web3 Times合同会社 Web3 Times合同会社の末次氏からは、『「寿司といえば、富山」ブランディング』テーマ施策として、『寿司といえば富山DAO~「寿司といえば、富山」のブランディングを皆で考えるオンラインコミュニティ~』についてお話しいただきました。
昨年度の実証実験では、富山県の寿司ブランディングを目的としたオンラインコミュニティ「寿司といえば富山DAO」を運営し、富山県のお寿司屋さんを紹介したり、東京で富山湾の魚を使った料理教室を開催したり、NFTを活用したデジタルスタンプラリーを開催したり、富山の寿司文化を県内外で盛り上げるための様々な企画を実施しました。
末次氏からは、昨年度の経験をもとに、デジポックにチャレンジする事業者は、「富山に縁がなくても斬新なアイデアで採択される可能性があること」「富山県・市関係者との定例ミーティングや関係部署との調整を通じた協力体制が得られること」「運営受託者であるRelic・北陸銀行の手厚い支援があること」「富山県庁には新しい試みを積極的に採用する姿勢があり、新技術への挑戦が可能となること」が語られました。
株式会社Matchbox Technologies 株式会社Matchbox Technologiesの山田氏からは、『農業の担い手確保』テーマ施策として、「デジタル技術を活用した就農環境提供事業「富山あぐりマッチボックス」」についてお話いただきました。
昨年度の実証実験では、一日数時間単位での就業機会を提供することで、就農希望者が働きやすい環境を整備し、農業事業者の働き手確保や将来の担い手育成を目指し、富山県農業に特化した求人サイトの構築、事業者が独自にマッチングできる専用システムの提供、地域活動データを可視化する自治体専用BIツールの開発を行いました。普及活動としては、県内4地区で事業者説明会を開催し、116の事業者が参加、求職者登録者数は350名に達しました。
山田氏からは、実証実験期間においては、冬季の閑散期に就農機会が少なく苦戦したという課題はあったものの、着実に成果を積み上げることができ、春になって機会が増え多くの就農経験者が生まれている状況であることが語られました。
県、市の担当者による募集テーマの説明
続いて、県、市の担当者による募集テーマのリバースピッチが行われました。 リバースピッチでは、課題を抱えている県、市の担当者直々に、現状の課題やデジタルソリューション事業者に求めるものに対する熱い想いが語られ、課題となっているテーマについての深堀りがされました。
県、市の担当者とのミートアップ
最後に、県、市の担当者とのミートアップが行われました。 ミートアップには多くの人が参加し賑わいを見せ、時間いっぱいまでやり取りする姿が見受けられました。
◆イベント参加者の声
イベント終了後、参加者から任意でイベントについてのアンケートを頂戴しました。
アンケートでは、イベントの感想や応募したいと思ったか等をお聞きし、頂戴したご意見のうち一部をご紹介いたします。
・担当者と直接会話できる場があるのはとても良い
・各テーマの詳細内容を知ることができ、課題を解決したいと思った
・県としてこういった取り組みをしているのは素晴らしいし、過去の事例も面白い
・県関係者との連携を後押ししてもらえるなど、バックアップ体制が充実していると感じた
・・・など、「Digi-PoC TOYAMA」の詳細がわかり、本施策に対する注目度が伺え、応募に対する意欲が高まったという声が多くありました。このほかにもたくさんのご意見をいただきました。ご回答をいただいた皆様、誠にありがとうございました。
◆終わりに
「Digi-PoC TOYAMA ウェルビーイングな世界を切り拓く 応募説明会」に非常に多くの方にご参加いただき、ありがとうございました。
県、市の担当者によるリバースピッチやミートアップを経て、富山県の抱える地域課題が詳細化し、「Digi-PoC TOYAMA」が目指している、先進的なデジタル技術を活用した地域課題の解決による県民のウェルビーイング向上へのアプローチなど、地域ビジネスの実践的なヒントを得られる充実したイベントとなりました。
富山県のDX化推進に貢献したい、富山へのビジネス進出や拠点づくりのヒントが知りたい、地域課題をビジネスチャンスにしたい、などの想いを持っている意欲的な事業者の皆さん、是非「Digi-PoC TOYAMA」へのご応募お待ちしております!!